汗と皮脂は別のもの
顔がテカっているとき、その正体は汗と皮脂のどちらか、あるいは両方です。この2つは別の腺から出るもので、性質も違います。
汗
汗腺から出る、主に水分です。体温を下げる役割があります。蒸発すれば引きます。
皮脂
皮脂腺から出る油分です。汗と混ざって皮脂膜を作り、肌の水分が逃げるのを抑える働きがあります。蒸発しないため、拭き取るか吸着させないと残ります。
対処が変わるのはここです。汗を油分と勘違いしてあぶらとり紙で何度も押さえると、必要な皮脂まで取ることになります。逆に皮脂が出ている状態を汗だと思ってタオルで拭くと、こするだけで解決しません。
混ざると崩れやすくなる
汗ばむ時期にメイクが崩れやすいのは、汗と皮脂が両方出て混ざり合うためです。水分と油分が混在した状態では、メイクが乗っている土台そのものが動きます。
このため、片方だけの対策では足りません。皮脂を抑える下地を使っていても汗が多ければ流れますし、汗対策だけしても皮脂による浮きは残ります。
こすらずに対処する
テカリを取ろうとして強くこするのは、この時期に特に避けたい行動です。汗をかいた肌は柔らかくなっており、摩擦の影響を受けやすい状態にあります。
あぶらとり紙の使い方
- こすらず、押し当てて離す
- テカっている部位だけに限定する
- 使いすぎない。取りすぎるとかえって皮脂の分泌が増えるとされます
パウダーを重ねる方法
取り除くのではなく、上から吸着させる方法もあります。あぶらとり紙より肌への摩擦が少なく、直しの手間も減ります。ただし乾燥している状態で粉を重ねると粉っぽくなるため、乾きを感じるときは先に潤してからにします。
汗の場合
ティッシュや柔らかい布で押さえます。ゴシゴシ拭くとメイクごと落ちます。
乾燥がテカリを招くこともある
皮脂が多いと感じている方の中には、肌の内側が乾燥しているケースがあります。乾燥を補おうとして皮脂の分泌が増える、という説明がなされることがあります。
この状態でさらに皮脂を取り除くケアを重ねると、乾燥が進んで皮脂がまた増える、という循環になります。テカリが気になるのに肌がつっぱる、という感覚がある場合は、皮脂を取るより保湿を足すほうが合っている可能性があります。
どちらに当てはまるかは、洗顔後の状態で見当がつきます。時間が経ってもつっぱるなら乾燥側、すぐにテカり始めるなら皮脂側の傾向があります。
この時期のケアの調整
- 保湿を省略しない — 汗をかくから不要ということはありません。質感を軽いものに変える形で調整します
- 洗顔の回数を増やしすぎない — さっぱりするからと何度も洗うと乾燥します
- 湯温を上げない — 熱い湯は皮脂を落としすぎます
- 汗をかいたら早めに流す — 汗が長く肌に残るとかゆみやべたつきの原因になります。こすらずぬるま湯で流す程度で十分です
季節で変わる前提で記録する
皮脂の量は季節や気温で変動します。冬に合っていたケアが夏には過剰になる、あるいはその逆が起きます。
同じ条件で記録を残しておくと、季節ごとの傾向が見えます。「夏はこの組み合わせ」「冬は油分を足す」といった切り替えの基準を、体感ではなく記録で持てるようになります。
気をつけたい状態
次のような場合は、セルフケアを続けるより皮膚科への相談を検討してください。
- 皮脂の量が急に増えた
- ニキビが繰り返しできる、悪化している
- 赤みやかゆみを伴う
- 汗をかくと強いかゆみや発疹が出る
よくある質問
Q. 汗と皮脂は別のものとは?
顔のテカリの正体は汗と皮脂のどちらか、または両方です。汗腺から出る汗は主に水分で、体温を下げる役割があり、蒸発すれば引きます。
Q. 混ざると崩れやすくなるのですか?
汗と皮脂が両方出て混ざると、水分と油分が混在してメイクの土台そのものが動くため、崩れやすくなります。
Q. こすらずに対処するのですか?
汗をかいた肌は柔らかくなって摩擦の影響を受けやすいため、テカリを取ろうと強くこするのは避けたい行動です。
Q. 乾燥がテカリを招くこともあるのですか?
皮脂が多いと感じていても肌の内側が乾燥しているケースがあり、乾燥を補おうとして皮脂の分泌が増えるという説明がなされることがあります。
まとめ
顔のテカリは汗と皮脂が混在した状態で、それぞれ性質が違うため対処も変わります。汗は押さえる、皮脂は吸着させるか押し当てて取る、というのが基本です。
共通して重要なのは、こすらないことです。汗ばむ時期の肌は摩擦の影響を受けやすくなっています。また、テカリの原因が内側の乾燥にある場合もあるため、取り除くケアだけに寄せず、保湿とのバランスを見てください。
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無料で肌診断を試すご利用にあたっての注意事項
- 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療および効果を保証するものではありません。
- 肌の状態や変化の感じ方には個人差があります。
- 肌に異常を感じた場合は使用や実践を中止し、皮膚科などの医療機関にご相談ください。
- 症状が続く場合や強い場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。